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不妊治療で卵巣機能が若返る、閉経まで妊娠が望めるという誤解

定期的にブログに掲載しているテーマとして、「不妊治療や妊娠関連に関する巷に広がる誤った情報や認識」についてですが、今回は「不妊治療で卵巣機能が若返る、閉経まで妊娠が望めるという誤解」について書いていきます。

 

みなさんは、不妊治療という言葉を聞いて、どのようなイメージをお持ちでしょうか。
なんかよくわからなくて怖い、なんか痛そう、母体に影響があるのではないか、それら治療の想像ができないなど。
もしかして、まだ試験管ベイビーという印象ではないですよね?

体外受精のはじまりの頃をご存知の方ですと、メディアでそういった言い方が流行したような感じでしょうか。そもそも一般的な不妊治療である、自然妊娠を目指すタイミング法や人工授精、体外受精に試験管は使わないんですよ。

人工授精(AIH)という言葉ですら、人工という名前がついているがゆえ、何か勘違いさせるような言葉の気がします。

人工授精とは簡単にいえば、精子を子宮内へ直接注入し、精子が卵子へ着床する確率を高めることをあくまでいうことです。
ですから、試験管ベイビーでも何でもありませんよね。

 

本題に戻りますが、結論から申し上げますと、不妊治療というものはあくまで、妊娠するための障害を取り除き、万全の状態により近づけるということで、元々女性本人がもっている卵巣を若返らせて、高齢でも若い時のように出産できるようにすることではないということです。もっと極端に分かりやすく言えば、80歳の人が20歳と同じように走ったり、歩けるようにする。というものでしょうか。もちろん人それぞれの個体差があって、高齢だけど見た目が若い、若いのに高齢者のようだという方もみえるかと思いますが、それは元々もっているその人の個体差なのです。

 

ですから、閉経まで妊娠が望めるかということについても同じで、閉経まで卵巣機能が妊娠するまでの十分な機能が残っているかというと、残念ながら現実的にみて極めて難しいと言わざる終えません。例え妊娠をしたとしても、出産するまでに流産してしまう確率の方が圧倒的に高いためです。