不妊症治療のスペシャリスト。すべての女性のヘルスパートナー。不妊症にお悩みの方、不妊治療のご相談は名古屋市南区の山口レディスクリニックへお気軽にどうぞ。

よくあるご質問

Q10. 不妊症の原因にはどういったケースがありますか?

A.  ひとつは、月経不順の人は排卵障害といって、排卵が起きていない人、もしくは排卵があってもすごく遅い人とかはどうしても不妊の原因になりますね。
ですから排卵の問題がひとつですね。
どうして起こるかというと、女性ホルモンの分泌が少なかったりバランスが悪かったりするということですね。
だからホルモンの分泌がどうして悪いのかと言われてもそれは体質によるといったところでしょうか。

 

次は、女性の性器というのは、主に子宮と卵管と卵巣ですが、皆さんあまりご存知ないのは、排卵というのはお腹に卵が一個ぽつんとこぼれ、それを卵管がお腹の中にこぼれた卵を拾い上げるんですね。イメージ的にはクレーンのように。
ただ、卵管に原因不明の炎症や損傷があったり、性病にかかり卵管炎の場合もあります。
そして、子宮筋腫、子宮内膜症があってピックアップ(拾い上げる)を阻害するということもあり、そういったピックアップ障害というのがあります。ピックアップ障害の原因としては、卵管に卵を取り入れないような邪魔なものがあることや子宮筋腫とか子宮内膜症があること。それから卵管自体が炎症 を起こし、卵管はあるが機能をしていないというケースですね。卵管の炎症はSTDだけではなく、原因不明の炎症もあります。

 

次に繰り返すようですが、排卵して二日か三日目に精子と卵子が卵管の中で出会い受精する時、女性の卵管が受精する場所を提供するので、ピックアッ プできていても、卵管の環境が悪い、卵管に炎症があるですとかそういった場合に、受精の場所としては不適切な場合があったりします。もしくは受精障害とい うのですが、精子の数が少なかったり運動率が悪かったりして、受精能力がないということもありますね。受精障害の原因は男性側も女性側、両方あって、卵管 での受精がうまくいかないケース。それを一般的に受精障害といいます。さきほどお伝えしたのはピックアップ障害といって異なります。よってそれぞれ、排卵 障害、ピックアップ障害、受精障害ですね。

 

次に、これはあくまで推論ですが。卵管で2日目か3日目に受精した場合は、排卵して5日か6日目に、受精卵が自分で子宮の方に移動して、子宮に着 床を起こすと言われています。この過程に原因があることを着床障害といって、子宮の着床する場所が炎症を起こしていることや、子宮筋腫とか子宮内膜症とい う病気があること。あとごく稀ですがポリープなどの特別な病気があると、着床障害の原因になりやすく、結構のところ原因不明なことが多いです。なぜなら、 女性障害、着床障害に関しては卵や精子が顕微鏡でしか見えないほど小さいもので、お腹の中の見えない部分で起こっていることですからね。患者さんに質問さ れることで、「なんで私は今回ちゃんと排卵してるのに妊娠しなかったんですか?」とよく聞かれるのですが、妊娠への経路は、まず排卵が起きる事が絶対条件 で、その状態で排卵に合わせて性行為もつことが必要ですよね。その次に、排卵された卵がピックアップされると、卵管に卵が到達してそこで受精を起こす。受 精を起こした卵が子宮で着床するためには、それだけの過程が必要になるものですから、どこかひとつでもうまくいかなければ妊娠は成立しません。ですから、 可能性としてこれら経路の中にどこかが問題があるということまでしかお伝え出来ないのです。

 

不妊症の解明というのは、原因がはっきりしているものと、原因不明不妊といってはっきりしていない場合には、現代医学を持ってしてでもなかなか難しいところではあります。