男性不妊・無精子症の方でも方法はあります
不妊治療は現在のところ女性のための手段がメインで、残念ながら男性因子による不妊に対する手段は少なく、婦人科領域というより泌尿器科などがメインとなり、専門とされているクリニックなどが少ないのが一般的かと思われます。
しかしながら、だからといって男性不妊といってあきらめないでいただければと思います。
当院では、いわゆる男性不妊症であったとしても、出産例があります。
方法としては、連携している病院・泌尿器科での手術をしていただいて採取した精子を当院に搬送していただき、顕微授精による体外受精を実施しています。
一般的な体外受精では難しい例となりますが、一例としてご紹介いたします。
30代前半男性でマスターベーションでの射出精子の中に精液はあるが重要な精子自体がない、いわゆる無精子症のケースです。
精巣精子に精子がある場合は、睾丸内の精子を使用し、精巣組織から数少ない精子を採取し使用するという方法などがあります。
もし不妊治療をお考えの方や治療中の方で、男性側の原因である男性不妊の不安がある場合などは、一度ご相談ください。