不妊症治療の専門医。タイミング法など自然周期から、人工授精・体外受精・顕微授精までの高度生殖医療。不妊症にお悩みの方、不妊治療のご相談は名古屋市南区の山口レディスクリニックへお気軽にどうぞ。

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反復不成功例・流産の原因 転座について

反復不成功例(2回以上 良好胚を移植しても妊娠されない方)
反復流産(2回以上 流産を繰り返す方)


の一つとして原因として
夫婦どちらかの
染色体の転座、構造異常という可能性がございます。

これまで長年診療をしていますと
反復不成功例の原因検索として

TORIO検査を受ける方は多いのですが
夫婦の染色体検査を受けない方が多く見られます。

おそらく、
ご自身は正常だと思っている方が多いと推測されます。

しかし、
一見、健常な方でも調べてみると
染色体の数は正常でも
・転座(染色体の2ケ所が入れ代わっている)
・構造異常
などが見つかる場合があります。

転座、構造異常があると
妊娠はできたとしても流産してしまう確率が高くなってしまいます。

ですので、私としましては
採血して、結果が3週間程かかりますが、
ご夫婦、お二人ともの染色体検査をした方が
今後のより的確な治療に繋がりますので、
ご一考いただくと良いと思います。

もし、転座や構造異常が見られた場合

ご本人様達への染色体異常に対しての治療する方法は現時点ではございませんが
染色体異常のない受精卵を事前に調べて
異常のない受精卵を移植する方法である
PGT-A,PGT-SRといった検査治療に繋がりますので
一番の妊娠出産への近道かと思います。

興味がある方は一度ご来院時にご相談ください