反復着床不全、プアレスポンダーの方への最終手段 PRP療法
私見になりますが現在の治療方法として
反復着床不全、プアレスポンダーに対して確立された治療方法はありませんが、PRP療法が最終手段だと考えています
＊PRP療法＝血小板に含まれる成長因子が効果的に作用すると期待されています
反復着床不全の方に対しての一般的な治療の進め方は
まずTORIO検査、夫婦の染色体検査等の各種検査をしていただき
それでも解決されない場合はPGT-Aをしていただくことが妊娠への近道と考えています
しかし、PGT-Aでも結果が得られず
かつ子宮内膜がなかなか厚くならない方に対しては
G-csf（顆粒球コロニー形成刺激因子）を投与します
それでも子宮内膜が厚くならず結果が得られない方へは
子宮内膜に対する再生医療としてのPRP療法（多血小板血漿療法）を最終手段としてお勧めしています
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プアレスポンダーの方に対しての一般的な治療の進め方は
まず卵巣の刺激方法の工夫から始まり
クロミッド法、ショート法等の選択をおこないます
それでも結果が得られない方でFSH高値の方は
続けてカウフマン療法をしていただき
FSHを低下させてから刺激を開始する方法をおこないます
それでもまだ結果が得られない方へは
一周期に二回採卵法等を検討します
しかし上記手段でも結果が得られない方へは
卵巣の反応を向上させる最終手段として卵巣へのPRP療法（多血小板血漿療法）をお勧めします
＊貯卵は保険適用がないためAMHの向上を期待します
PRP療法は、まだ十分なエビデンスはありませんが
再生医療として唯一不妊治療として認められています
現在の治療の中ではファーストチョイスではありませんが
最後の手段としては検討の余地があると考えています
もしご興味をお持ちのかたはご来院時にご相談くださいませ