不妊症治療の専門医。タイミング法など自然周期から、人工授精・体外受精・顕微授精までの高度生殖医療。不妊症にお悩みの方、不妊治療のご相談は名古屋市南区の山口レディスクリニックへお気軽にどうぞ。

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排卵誘発を行う場合は、休みながら行います

当院では、重度の排卵障害や体外受精等の方で強力な排卵誘発等の治療を行った後は、1周期程度お休みをしていただくことをおすすめしています。

強力な治療とは、hmg注射などを数回必要とするような場合です。

なぜ必要かというと卵巣機能の低下や排卵しないといった原因があり、こういった重度の排卵障害のケースで行うことがあります。

治療を行う側としても、
少しでも早い妊娠をしてもらいたいと思いますから、
1周期もムダになってほしくないのですが、
そのようにお伝えすると受ける印象は
こちらの意図したことと違うことがあるようです。

それは焦っている場合からか、
卵巣が誘発を行うことによって、
致命的または半永久的にダメージを受けたかのように
勘違いしてしまうケースがあるように見受けられます。

そして、変化した卵巣がこのままずっと元に戻らず
そういった状態がずっと続くのではないかと
悪く思い込んでしまうことがあるようです。

結論をいえば、
特にそのようなことではありません。
ご安心ください。

では、どのような状態になっているかというと、
卵巣が急激に刺激され、
「一時的」に疲労してしまった状態なのです。

疲れでいえば急性的であり、
慢性的なものではありません。
あくまで一時的なものです。

例えばシンプルにランニングでたとえてみると、
今週期は一生懸命走って疲労が残っているので、
回復するまでちょっとお休みしましょう、ということなのです。

ですから、いくら急いで焦っても疲労していては
ご自身が本来もっている能力を最大限に発揮できずに
労の無駄に終わってしまわないため、
なによりかげがえのない大切なご自身のお身体。
そのご自身の身体の状態をなるべく最善な状態を保つために
お伝えしていることとご理解いただければ幸いです。