男性不妊症について
男性不妊症とは?
男性不妊症とは、精子の数が少ない、運動率が悪い事を指します。男性側には、目で見て分かるような状態や症状などの自覚症状は全くありません。年齢による関係性も皆無のため、男性不妊症は検査をしなければ分かることはありません。
検査項目
マスターベーションにより、射出精子を2、3時間以内に検査します。重度の乏精子症の方はホルモンを調べます。無精子症の方は、染色体検査を行います。
治療方法と方針
根本的な治療法はなく、漢方・ビタミン等の薬物療法により、若干の改善が見られる方はいますが、決定的なものではありません。現状では、運動良好な少ない精子を利用して受精させられるかがポイントになります。乏精子症の程度が軽い方は人工授精が適用となり、重度の方は、体外受精の適用となります。さらに困難を極める方は、顕微授精の適用となります。射出精子に全く精子がいない場合は、睾丸内の精巣精子を用いて顕微授精を施行します。