不妊治療とビタミンD、自己抗体の関連について
ビタミンDは、不妊治療において以前から重要とされている栄養素です。
近年、学会でも取り上げられるようになりました。
不妊治療の一環として、ビタミンDの重要性を理解し、日常的なケアに取り入れることが、妊娠への近道になるかもしれませんので、以下に解説していきます。
ビタミンDは「ビタミン」として分類されているものの、
体内でホルモンの働きをする物質として理解されており、その効果は多岐にわたります。
不妊治療の関連について
自己免疫反応を調節し、妊娠に影響を与える「自己抗体」の形成を抑える可能性があることが示されています。
「自己抗体」の産生を抑えるということを説明しますと
代表的なものは抗精子抗体、抗核抗体などです。
なぜ自己抗体が生じるのかは不明ですが、
抗体ができると不妊症および不育症に繋がります。
(自己抗体が高くなり過ぎると膠原病になります)
*本来は異物を排除するための免疫反応なのですが、
それが自分の細胞に対しての抗体として形成してしまうことです。
ビタミンDを摂取することで
自己抗体の形成を正常な状態に調整することが推察されていますので、
ビタミンDの十分な摂取により、抗体のレベルを低く保つことで、妊娠の成功率が向上する可能性があると考えられています。
不妊治療中の方は、ビタミンDのレベルをチェックし、必要に応じてサプリメントを摂取することを当院でも推奨しています。
気になる方は、
まず採血によるビタミンDの検査をしてください。
*日本人女性の8〜9割の方が
血中活性型ビタミンDが30ng/mL以下(不足)
といったデータがあります。
そして、ビタミンDの摂取はサプリが有効であるとされていますのでサプリを入手されたい方はご自身で購入をご検討ください。
当院でも提携している販売先がありますのでご参考ください
<ビタミンDが低い方用>
ビタミンD(タブレット)
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