不妊症治療の専門医。タイミング法など自然周期から、人工授精・体外受精・顕微授精までの高度生殖医療。不妊症にお悩みの方、不妊治療のご相談は名古屋市南区の山口レディスクリニックへお気軽にどうぞ。

看護師 募集

看護師 募集情報

◎ 現在、看護師(正・准)を募集しております。

業務内容

採血、注射、診療介助等の他
やる気ある方は、患者様に対する説明業務を含めた治療に幅広く携わるお仕事

※ 日曜注射は廃止しましたので原則として時間外の出勤はなくなりました。

常勤

年齢55歳位まで
月給300,000円~430,000円程度
(※能力に応じ順次昇給いたします)

有給休暇以外に
特別休暇を月に2回以上設けています
(有給休暇同様の扱いになります)

非常勤

年齢60歳位まで
週1~2回から可
早番(9:30~13:00):時給1,450円~2,500円
遅番(16:30~19:30):時給1,800円~3,000円
※ 3年以上勤めた方にはボーナスを支給します
※ 年に5回の有給休暇もあります

※ 不妊治療を勉強したい方、産科 婦人科 未経験の方も大歓迎。
当院は、一般不妊治療から高度生殖医療まで幅広く行っておりますので、
不妊治療の現場を幅広く勉強いただけるでしょう。(分娩は行っておりません。)
※ 新卒・未経験の方、産休・育児休暇後でブランクのある方も歓迎いたします。

不妊治療・婦人科での看護師のお仕事とは?

婦人科、特に入院・分娩のない、不妊治療という専門の現場においては、経験者でなければもしかしたら現場の仕事内容が想像できないかもしれません。

ここでは、不妊治療を中心とする婦人科の、当院における看護師の仕事を詳しく紹介していきます。

まず、不妊治療という分野は、一般的な病院が扱う病気やケガなどや、救急病棟のような業務は当てはまらず、来院される患者さんは、ほとんどの場合が、見た目は健康である。ということが大きな違いです。

一般的な病気などにおいて、たとえば風邪をひいていたりして熱があるなどすれば、動くのもつらいといった状況の中で、介助的な配慮が必要になるのはお分かりかと思います。

そういった観点でいえば、見た目には健康的に見えて、元気な人が来院される。というのが不妊治療の現場の感覚となります。業務的には一般的な看護業務である、検査補助的な採血などはもちろん同様ですが、どちらかといえば、何を行うべきかという機転より、患者さんは今どのような心境でどんな不安があるのか、といった心理的な配慮が最も求められるスキルであると考えます。

具体的には、不妊治療の中で精神的にも身体的にも患者さんにとって大きな負担となる、体外受精や顕微授精などの高度生殖医療を扱っている当院においては、難治性の不妊症で悩まれている女性の方が来院されます。そして、一般的な病気などと違い、長期に渡って定期的に通院されるのが特徴です。妊娠出産をご経験された方は想像できると思いますが、完治、終わり、というのが、妊娠するかしないか。また、そこから出産まで無事至るか。結果をどんなに急ぎたくとも、月経周期に合わせおよそ1か月周期でしか結果を確認することができず、焦っている当人にとっては、自身では何もできない苛立ちのような複雑な感情になることもあるでしょう。それでいて、当院に来院されている方は、先のとおり、難治性の不妊といった症状の方も多数見えるため、子どもが産めない=自分はダメなんだ。と自分を責め、精神的にも追い込まれるような場合もあります。そんな現場で大切なことは、患者さんの状態をしっかり把握すること、気持ちに寄り添い理解をすることが求められます。

また、お産のある産婦人科を経験された方などはご存じかもしれませんが、喜ばしい出産の裏側には、悲しい流産があり、一般的にも流産の確率はみなさんが思っているよりも多く、さらに難治性の不妊治療を行っている現場においては、そもそもやっとのことで妊娠しても、出産をするまで気を緩めることもできず、出産まで至らず流産してしまうというといったことが当然多くなる、という現場、ということを念頭に置いていただく必要はあるでしょう。医療従事者の業務としては、毎日のように当たり前のようにさまざまな患者さんを対応してきてたとえ慣れていることであっても、当事者にとっては、はじめてのことばかりで、流産などは、特にパニックになるほど衝撃的な出来事かと思います。ですから、そういった時に、現場の感覚で当たり前ですよ、のような悪気がなく何気ない一言が、患者さんにとっては心無い発言に聞こえてしまい、傷つけてしまうということも十分ありえることであると認識して細心の注意を払う必要があるでしょう。

不妊治療の技術的なことは、高度生殖医療まで行える医院では、結果的には大きな差は出ていないのが実情です。もちろん不妊の中でも特殊な症状で専門的な疾患を研究されている機関などは存在し、ここしか治療が行えない、というケースはありますが、多くの場合は大差はありません。では、そこで何を基準に選んでいるかといえば、家や職場から近いから通いやすいといった理由もありますが、ほとんどの場合は、気持ちをわかってもらえる、相談に親身にのってもらえるといった安心感であると考えています。ですから、スキル的な部分より、人が大切である、と考えて、日々どのような状況で悩んでいるか、といった患者さんに寄り添い学ぶ姿勢が一番大切な現場である。それが、不妊治療の現場です。

どうしても医師は、特に婦人科分野においては、人手不足な現状があり、一人の医師で、数多くの患者さんを診察や治療、手術までを行わなければならない厳しい現状があります。具体的には、混む時間帯というのは必ず存在し、一人一人親身に長くお話を聞いてあげたいといくら願っても、現実問題として、1人あたり5分程度の時間が確保できて、なんとか来院されたみなさんを診療できる。といった時間との戦いのような実情があり、それが医師が冷たいなどと言われたりする原因であるとも十分認識していますが、なかなか悩ましい問題でもあります。当院では、日頃の悩みや医師に話ずらい内容もスタッフが献身的に対応してくれていて多くの患者さんの笑顔のために貢献してくれて、大変感謝している次第です。

また当院では、大きな病院とは違い、スタッフの人数にも限りがあるため、時には同僚の仕事を手伝ったりするような、患者さんにとっても、スタッフ同士にとっても、優しさが重視され助け合ってみんなで仕事をし、自分たちが働きやすい環境をつくるという意識がとても大切になります。

今まで当院で勤務されている看護師は、婦人科がはじめてで、という方も多くおりますので、婦人科経験、また不妊治療の現場の経験がなくとも大歓迎です。

興味がある方は、当院では定期的に職場見学会も開催しておりますので、実際に働く現場をみて確認して、わからないことは現場スタッフにどんどん質問いただければと思います。そちらもぜひご参加ください。一緒に患者さんのための環境をつくっていきましょう。お待ちしております。

● 詳しくは職場見学会、または一度お気軽にお問い合わせください。