名古屋市特定不妊治療の助成金制度の変更について
平成28年1月20日より、特定不妊治療に関する助成金制度が変更になりました。
体外受精や顕微授精には医療保険が適用されず、高額の医療費がかかってしまいます。これらの治療を受ける方は、申請をすることで助成金が支給されます。
このたび国の制度変更により、名古屋市特定不妊治療助成事業における助成金の金額が変更となり、平成28年1月20日以降に始められた治療について、以下の治療内容の助成上限額が1回目が300,000円、2回目以降は150,000円になります。
・以前に卵子凍結された方、凍結した胚を解凍して胚移植を実施する場合
・採卵したが卵が得られない、もしくは状態の良い卵が見つからないため治療中止する場合
その他の治療方法については、従来通り1回の治療につき150,000円を限度に助成金が支給されます。どの治療方法が支給の対象となるかは、詳しくは名古屋市の特定不妊治療助成金制度に関するページをご覧ください。
助成対象者について
1.特定不妊治療を受けた、婚姻をしている名古屋市民の方
2.夫婦合算の所得額が、730万円未満の方
(所得額の計算方法に付いては、こちらをご覧ください)
助成額について
1回につき150,000円を限度に実費で支給されます。一部の治療については75,000円までとなります。
(1年度につき最大2回までとなります。ただし、1年目は最大3回までとなります)
1回の治療とは、診察(治療計画)→採卵・採精→体外受精・顕微授精→胚移植→妊娠判定までの一連の不妊治療のことを指します。なお、やむを得ず中断する場合であっても対象となる場合もありますので、詳しくはお問い合わせください。
助成期間について
通算5ヶ年度(合計助成回数10回)を上限とします。連続した5ヶ年でなくても構いません。
(1年度とは、4月1日から3月31日までを指します)
申請の方法について
申請の方法については、名古屋市の特定不妊治療助成金制度に関するページをご覧ください。
※当院は、名古屋市指定医療機関に認定されております。
■ 関連ページ
⇒ 市町村ごとの不妊治療の助成金制度について(愛知県や名古屋市の方)
⇒ 不妊検査について(検査項目や費用一覧)