不妊症治療の専門医。タイミング法など自然周期から、人工授精・体外受精・顕微授精までの高度生殖医療。不妊症にお悩みの方、不妊治療のご相談は名古屋市南区の山口レディスクリニックへお気軽にどうぞ。

診療トピックス

着床障害・着床不全に対する検査について

体外受精や顕微授精でできた受精卵(胚)を移植しても、繰り返して着床しないことがあります。形態が良い胚でも繰り返して着床しないことを「着床障害」といいます。


着床の過程はとても複雑であるため、着床障害・着床不全の原因をはっきりさせることはとても困難です。着床しない原因は、胚側にあるのか、子宮側にあるのか、両方にあるのかそれぞれに対する治療は様々です。

胚の染色体異常が原因で着床しないことが多いのですが、肺の染色体異常を「治す」治療は存在し選択ませんが、場合によりカウンセリングが必要になります。

選択検査項目

1.染色体検査 夫婦各25,000

着床障害の原因には

・子宮内膜ポリープ、筋腫、卵管留水腫、慢性子宮内膜炎
・抗リン脂質抗体症候群、凝固能異常、自己免疫抗体異常
・ホルモン異常(高プロラクチン血症、甲状腺機能異常、黄体機能不全)
・子宮内間の問題
などがあり、それぞれに治療が存在します。
それらの治療を行ってもなお着床しないことがあり、近年着床障害の検査の一つとして子宮内膜需要能検査(ERA)がちゅもくされるようになってきました。
子宮内膜需要能検査(ERA)とは、子宮内膜の「着床の窓(implantation window)」がずれていないかを遺伝子レベルで調べる検査です。当院ではERA検査以外にEMMA、ALICEを含めたTORIO検査も行っています。

・貯蔵型ビタミンD・・・3000円
・Th1/Th2・・・16,000円
ビタミンDは免疫応答にも関係するホルモン(ビタミンと呼ばれていますがその実態はホルモン)です。妊娠中のトラブルに共通して関連するのはこの免疫応答の異常であることが多いとされています。原因不明の不育症・習慣流産・着床不全の場合免疫応答の異常が起こっている場合があります。

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