不妊症治療の専門医。タイミング法など自然周期から、人工授精・体外受精・顕微授精までの高度生殖医療。不妊症にお悩みの方、不妊治療のご相談は名古屋市南区の山口レディスクリニックへお気軽にどうぞ。

診療トピックス

プアレスポンダー対策 治療 ビタミンD摂取

プアレスポンダーとは

卵胞が育たないなど、卵巣の反応の悪い方をプアレスポンダーと呼びます。​
40歳以上で、AMHが1未満の方に時々見られます。​

プアレスポンダーの治療方法について

この問題について抜本的な解決策は未だに確立されていませんが、当院としては卵巣のPRP療法を勧めてまいりました。​しかし、再生医療は高額になりますので、二の足を踏むかたも多く見られます。​​

そのため今回セカンドチョイスとして、ビタミンDの数値を測る採血検査も推奨することにしました。​エビデンスは検討中の部類ですか、学会でも効果の可能性を検証している項目です。

治療方法としてビタミンDを接種​

効果の確実性をお伝えすることはできませんが、プアレスポンダーの方の治療方法の一つとしてお考えいただければと思います。​

一度、採血検査をしていただき、ビタミンDの値が30以下の方にはサプリなどを使ってビタミンDを2~3ヶ月摂取していただきます。​

ビタミンDの副作用は成容量飲んでいただければないと思います。
ドラックストアやインターネットで安価に入手することが可能です。​

ビタミンDの摂取後、検査項目のビタミンDの値が正常値になった方の中にはAMHが若干上昇したり、プアレスポンダーが若干改善される方がいらっしゃいます。​​

反復着床不全にも効果がある可能性

ビタミンDの低い方の改善は、反復着床不全の方にも効果があると報告がありますので、一度採血してビタミンDの数値をお調べしてみてはいかがでしょうか?​

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