30代女性が不妊治療を行う原因となりやすい病気や疾患ランキング(当院調べ)
あくまで名古屋のいちクリニックの当院、山口レディスクリニックが独自に出した統計なのですが、ご参考にいただければと思います。
1位:排卵障害
2位:子宮内膜症(隠れ内膜症)
3位:高プロラクチン血症
4位:男性因子(精子が少ないなど)
圧倒的にここまでが多いです。
そして続いて数としてはかなり差が開きますが、
5位:頚管因子(フーナーテスト不良)
6位:子宮筋腫
7位:卵管障害
といったところでしょうか。
実はタイミング法などを行わない体外受精のみの専門クリニックであったり、さまざまなクリニックがあり全国統計などと少し違う点などありますが、おおよその原因は一致しているかと思われます。
ここにはあえて掲載しておりませんが、実は高齢(35歳以上)という要因がとても多くなっていることを前置きとしてお伝えしておきます。
気をつけていただきたいこと
上記を踏まえて、前触れや予防方法に関してなど気をつけていただきたいことについて述べます。
子宮内膜症
これは慢性疾患であり、手術で取り除けば解決するという部類のものでなく、生理の重い方や生理不順、月経困難症などの不調な状態を放置したりした原因が子宮内膜症だったということがあります。ですから日ごろから体調には十分気をつけていただき、何かおかしいなと思ったら早めの受診を心がけていただきたいと思います。
高齢の原因に関して
まだ若いという方も余裕をもって将来の安心に備えた健康の確認を、30代半ばの方は早めに検査や受診を、必要に応じて不妊治療に望んでいただければと思います。
排卵障害や卵管障害
排卵障害や卵管障害などの原因は、日常生活での自覚症状がないことがほとんどなので、定期的な婦人科健診をおすすめしています。
検査について勘違いされがちなこと
1度の超音波検査程度の受診においては、子宮筋腫や子宮内膜症かどうかが分かる程度なので、1度の受診で不妊症的に異常がないんだとご自身で判断されないようにしてください。
ご自身の大切な体、結論を急がずにしっかりとした検査を受けていただきたいと思います。
■関連記事