排卵誘発でOHSS(卵巣刺激症候群)は40歳以上ではなりにくい?
卵巣機能が低下した際に、排卵誘発を行なう必要がある場合。
排卵誘発を行なう際に、起こりうる症状としてOHSS(卵巣刺激症候群)があります。
基本的には一時的な症状です。
ただし、ごくまれに重症化する可能性はありますが、ほぼ心配ありません。
ただ、どうしてもOHSSのことが心配で踏み切れないケースもあります。
実はOHSSは40歳以上ではなりにくいことが臨床現場で分かっています。
逆にOHSSになるということは、まだ卵巣機能が活性化しやすい状態ともいえます。
40歳以上ですと、排卵誘発を行なっても排卵されずらいケースが多々あります。
卵巣機能の低下により、卵巣の反応が悪いためです。
逆に卵巣機能が良く、正常な排卵がされていれば排卵誘発は必要ありません。
排卵誘発は高齢の方ほど行なう必要性がある場合が多くなります。
ですから高齢の場合、仮にOHSSになったとして。
重症化することはごくまれなのでご安心ください。
■関連情報
⇒ 卵巣刺激症候群(OHSS)について
⇒ 体外受精。胚移植について