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未受精卵子の凍結保存について(費用・確認事項)

「未受精卵凍結保存」を行うにあたり、以下を十分ご理解頂き施行されるか慎重にご検討ください。

1、未受精卵を凍結保存する意義

 現時点でご結婚、ご妊娠の予定がない場合、将来の妊娠出産に備えて卵子を体外にて凍結保存しておくことにより、将来の妊娠に備える。未受精卵凍結の歴史は浅く、将来解凍し使用する際の卵子の妊娠率がさほど高くありません。
ご妊娠のためには出来る限り早めに妊娠プランをお立てになることをお勧めいたします。

 

2、当院における未受精卵の凍結保存に関する決まり事

この内規は当院独自の物ですが、必ず従っていただきます。
この指針は日本産婦人科学会および厚生省の指示に従い、予告無しに変わる場合があります。

  • 採卵するご年齢は満40歳の誕生日までといたします。
  • 未受精卵のお預かり(ご使用)は満45歳の誕生日までといたします。
    それ以上の延長保存はご妊娠年齢の安全性を考慮しますと不向きと考えられ、破棄となります。
    45歳の誕生日を迎えた時点または、万一ご本人がお亡くなりになった場合には連絡無しに破棄となります。
  • 採卵前に健康状態をチェックさせていただきます(問診、内診、子宮癌検査、各種血液検査等)。
    健康状態が採卵(将来の妊娠)に望ましくないと判断された場合(体重過多、各種血液検査での異常、合併症をお持ちの場合など)には当院での採卵はお受け出来ない場合があります。
    具体的には:BMI30以上の方、感染症をお持ちの方、重度の肝・腎機能障害など
  • 採卵日より1年単位での契約となります。延長の際には延長申込書および費用が必要です。
    1年を過ぎ更新手続き(同意書、費用)がない場合、「延長意志なし」と判断し破棄となります。
    ※更新は原則来院でのお手続きとなります。その際、診察を行い健康状態のチェック(血液検査、子宮癌検査等)を行います。
  • 凍結された未受精卵の保管にはセキリティー等、最大限ケアーいたしますが、天災や火災、盗難等の際には、当院では一切の責任を負いません。またその際に一切の補償も認めません。
  • 将来、使用する場合は精子を頂き体外受精(顕微授精)での使用となります。
    その際には、相手の方(精子提供者)に体外受精実施のサインが必須となります。
    また精子提供者は原則として、婚姻関係または内縁の関係に限ります。
  • 原則、凍結未受精卵の院外持ち出しは出来ません。

 

3、卵子(未受精卵)凍結による将来の妊娠率

採取された卵子のうち成熟卵のみが凍結保存可能です。また、成熟卵子でもご年齢により受精率、妊娠率に差があります。 (年齢は卵子を採取した時点での年齢を示します。)

  • ※未受精卵解凍後の卵子生存の確率に付いては多くの実験の事例がございませんので、正確なことは判っておりません。各報告によりますと生存率は50~70%程度となっております。
  • ※卵子解凍後に卵子が生存し受精(顕微授精) し、受精卵が良好な場合の1個あたりの妊娠率。
    30歳以下・・・35%程度、31~34歳・・・30%程度、35~37歳・・・25%程度
    38~39歳・・・20%程度、40歳以上・・・15%以下
  • ※従いまして、卵子の生存率およびその後の着床率を考えますと、最低でも5個以上(出来れば10個以上)の未受精卵を凍結保存しておくことが望ましいということになります。

 

 

4、排卵誘発について

生理が開始しましたら内服薬に注射を数回使用します。これにより採卵数 目安が4~9個程度(35歳までの場合)になりますが個人差が大きいです。またこの程度の数でしたら、副作用の腹痛、出血は軽度~中度と安全です。10個以上貯蓄をしたい場合には、採卵自体を数ヶ月後に再度行う事は可能です。完全に自然で行う場合は採卵は最大で1個になります。また、卵胞数の少ない方は注射のみの排卵誘発も可能です。

具体的には、生理開始しましたら2~3日目にホルモン検査に来院し、クロミッドの服用を開始し、注射の回数を決めます。 排卵誘発は生理開始から排卵日までで数回程度です。 (通院が困難な方は自己注射も可能です)

 

 

5、凍結保存の実際

未受精卵の凍結保存には専用の容器を用います。1本の容器には、最大で3個までの卵が収容可能です。
凍結保存代は容器1本(卵子1~3個)につき費用が発生いたします。
平成28年1月現在、未受精卵凍結には(2万円/1年毎、税込)となります。
価格は予告無しに変更される場合があります。

※採卵日より1年単位での契約となります。延長の際には来院して費用をお支払い頂きます。 1年を過ぎ更新手続がない場合、「延長意志なし」と判断し破棄となります。

※1年ごとの更新時には卵巣年齢ホルモン検査および超音波検査を行い、未来の妊娠の可能性についてフォローアップいたします。(診察代は約1万円)

 

 

6、未受精卵を使用する場合

将来この未受精卵を使用する場合、当然ですが精子(婚姻関係、内縁)が必要となります。
未受精卵を将来使用する場合には、顕微授精での使用となります。将来体外受精を行う場合には別途説明いたしますので、使用数ヶ月前にご来院いただき、ご相談ください。 将来、体外受精(顕微授精)の費用は40~50万円、卵子解凍に5万円が目安となります。

※未受精卵を将来解凍した場合に稀にすべての卵子が変成し、受精に用いることが出来ないことも予想されますが、その場合にも費用は一切返金されません。

 

 

7、副作用について

採卵による副作用は痛み、出血、炎症など、「排卵誘発」による副作用に卵巣過剰刺激症候群(腹痛、腹部膨満感)があります。

 

 

8、未受精卵凍結保存の費用(H28年1月現在)

採卵 10万円~
卵子凍結 5.5万円~
感染症検査等 約2万円
排卵誘発 約5~10万円
凍結延長
(2
年目以降)
2万円/年 + 検査代
(延長更新時にはホルモン検査、超音波検査を行い、御身体をフォローアップいたします)

※将来、体外受精に使用する場合には体外受精代および卵子解凍代がかかります。

※価格は予告無しに変更される場合があります。