LEP製剤
低用量エストロゲン・プロゲスチン配合剤(LEP製剤)には、卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲスチン)の2つの女性ホルモンが含まれています。避妊薬ではありませんが、経口避妊薬(OC)と似ている薬です。子宮内膜症や月経困難症の治療を目的としている薬剤です。
以前は生理痛は我慢したり、痛み止めを飲んで過ごすことが多くありましたが、昨今は積極的に低用量のホルモン剤を飲んで生理痛をやわらげる、また生理の量を減らすことが推奨されています。
それによって、将来的に子宮内膜症になるリスクを下げられることと、QOLの向上が見込まれます。
毎月1回生理をこさせる方法と、年に4回ほどに生理を減らす連続投与法という方法もあります。
先発薬はヤーズ、ルナベル、後発薬はフリウェル等があります。
*保険診療の適用です。
ヤーズに関しては海外では月経前緊張症の効果も認められています。