レトロゾール&メトフォルミンを扱っています
当院では以下の目的のためにレトロゾールに加えてメトフォルミンを排卵誘発剤として使用します。
レトロゾール、メトフォルミン、服用方法は同じですが、クロミッドで治療がうまくいかないケースや、PCOの方にはメトフォルミンが推奨されています。
効果
1.一時的なエストロゲン(女性ホルモン)の低下に伴う、FSH(卵胞刺激ホルモン)の分泌増加。
2.一時的な卵巣内でのアンドロゲン(男性ホルモン)の増加に伴う、FSHに対する感受性の亢進。
1、2の作用により卵胞の発育を促進させます。
*レトロゾール、メトフォルミンの内服では十分に効果が得られない場合、HMG注射を併用する場合があります。
*現時点では高度な副作用の報告はありません。
保険薬としては認可されていません。
現在レトロゾール、メトフォルミンを排卵誘発剤として使用することは厚生局では認可されていません。(しかし国内外問わず、不妊治療薬として幅広く使用されています。)
1.レトロゾール、メトフォルミンの服用による副作用により健康被害が生じた場合、国医薬品副作用被害救済制度が適用されません。
医薬品副作用救済制度とは?
1.医薬品を適切に使用したにもかかわらず、副作用により入院治療が必要になるほど健康被害が生じた場合に医療費などの給付を行う制度。PL法はありません。
2.副作用として眩暈や倦怠感(だるい、疲れやすい)などの症状がみられる事があります。
1)重篤な副作用の報告はほとんど無く、適切に使用する事で有効かつ安全であることが一般的に認めれらています。
3.不妊治療においてレトロゾール、メトフォルミンを使用する場合、保険は適応外となります。そのためレトロゾール、メトフォルミンを服用する周期における治療費(超音波、注射等)は全て自費となります。