受精卵着床前診断の準備中
受精卵着床前診断とは、2回以上の反復不成功例、流産の方を対象としたPGT-A検査のことです。海外では以前より盛んに行われ、効果がある治療とされています。日本では近年開始されるようになりました。
検査方法
採卵後に受精卵を胚盤胞まで育てます。
胚盤胞になった割球の一部を採取し染色体を検査します。
検査した胚盤胞は凍結保存します。
染色体の検査は3週間ほどかかります。
検査後、目的
検査結果の判明後、
染色体異常の無い胚を融解胚移植することによって、
妊娠率の上昇、及び流産率の低下を目的とします。
妊娠率・・・60〜70%
流産率・・・10%程
(施設によって報告の差があります)
上記数値のように生産率の上昇が可能です。
留意点
但し、検査自体が難しく結果が100%正しいとは言い切ることはできません。
また、治療の歴史が浅いため、現時点では大きな問題は起きていませんが、
割球を取った胚盤胞を移植することが、胎児に影響が無いと言い切ることはできません。
現時点では着床前診断の検査が自費診療となりますので、混合診療の兼ね合いから採卵、移植を含めて全て自費となります。ご承知おきください。
ご夫婦の染色体に転座がある方はPGT-SR
転座がある方は最初の体外受精の段階から着床前診断を受けることが可能です。
PGT-SR、PGT-Aの検査方法は同じですが、
染色体に転座などがあり、流産を繰り返しやすい体質を持つ方のための検査をPGT-SRと呼びます。
染色体の過不足がない、流産の可能性が低い胚を検査で選び子宮に戻します。
染色体(身体の設計図)の過不足が大きいほど流産しやすく、
過不足が小さいときは病気を持った子が産まれる可能性があります。
〜転座とは〜
染色体の一部が入れ替わっていることです。
卵子/精子の染色体の過不足が起こる可能性があります。
当院の現状
着床前診断をおこなうための条件として、
・日本生殖医学会認定の生殖医療専門医が常勤でいること
・過去に十分な実績がある施設であること
上記条件を満たした施設が承認されています。
当院は2022年12月に申請を行い、現在承認待ちです。
承認され次第、告知しますので希望される方はもうしばらくお待ちください。